極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
純ちゃんに何か出来る事はないのかな。


ずっと入院してる、純ちゃん。


「私たちで純ちゃんに何か出来ないかな。千羽鶴をみんなで折るとか、寄せ書きするとか、何かしたいよね。」


そうだね。


元気なら高校へ通ってると思うし。


「マサさんの妹の純ちゃんには会った事ないけど、私たちで何かしてあげたい。」


「俺はクラス委員長だからみんなに声かけてみる。その前に先生に話さないと不味いな。テスト終わった後なら大丈夫だと思うけど。」


帰りの車の中でマサさんに聞いてみた。


「私の友達に純ちゃんの話したら、純ちゃんと友達になりたいって言ってるの。でも、純ちゃんがびっくりしちゃうかな。」


マサさんの返事がないから心配になった。


やっぱり、無理かな。


「ありがとうございます。純は友達がいないんで喜ぶと思います。真子さんあなたって人は、」



「え、マサさんどうしたの?」


マサさんが泣いていた。


どうして泣いているの。


何でそんな切なそうな顔をして、私を見るのですか。


私が泣かせるようなことをしたのかな。







< 197 / 367 >

この作品をシェア

pagetop