極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
隣の部屋から龍人さんと銀ちゃんの会話が聞こえた。


気になる。


又、銀ちゃんから電話が来たのかな。


「そっちの問題が解決した後に真子を迎えにくればいい。高校が休みだっていうから、真子はここで働いて貰う事にした。」


「そうだ。純ちゃんとマサの問題なんだんだから、銀がなんとかするしかないだろ。分かってる、真子襲ったりしねぇよ。」



もう、龍人さんたら何を言ってるの。


龍人さんと銀ちゃんが、何を話してるのかさっぱり分からなかった。


時々聞こえる純ちゃんと言う名前。


純ちゃんと友達になりたかったけど、純ちゃんの好きな人が銀ちゃんだったなんて、友達にはなれない。


私って我儘なのかな。


でも、無理だよ。


純ちゃんは銀ちゃんが好きで、私は銀ちゃんと平気な顔をしていられない。


知らなきゃ良かった、純ちゃんの気持ち。











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