極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
誤解されたままでいいの。


早く、早紀さんを追いかけて。


「龍人さんは彼女のとこ行かなくていいの。」


「早紀は、俺の運命の人じゃなかったって事。」


なら、運命の人にしてしまえばいい。


なんて今の私が言えるはずもなくて、龍人さんと買い物を続けた。


龍人さんも私も現実から逃げてるだけ。


「真は子これが似合う、これもいいな。」


「龍人さん、そんなにいらないよ。」


私を見て。


「真子は俺とずっといるんだから、服は沢山ほしいよな。」


龍人さん。



でも、今は仕方ないのかな。


早紀さん、ごめんなさい。


今は龍人さんと一緒にいるけど安心して、彼女じゃないから、今日だけは龍人さんの彼女でいる事にします。


こんなのお互い切ないだけなのに、バカだね、私たち。


恋人同士のふりだだなんて、ただただ虚しいだけなのに。

バカみたいに2人で、ふざけた。


やなことを忘れる為に。









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