極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
龍人さんと銀ちゃんはずっと無言のままで。


なんか話がおかしな方向に向いてる気がするけど、龍人さんは無言でラーメンを食べ続け、銀ちゃんは龍人さんから私を遠ざけようと必死。


銀ちゃんに腕を引かれて痛い。


「銀ちゃん、痛い。」


「真子、帰るぞ。」


「何処へ。」


「屋敷。」


「何で。」


「朝田組が真子の家だから帰るんだよ。」


「帰りたくない。」


「どうして?」


銀ちゃんは頭悪いね。


「問題が解決してないのに、帰る訳には行かない。」


このままにしたくない。


「真子の誤解だから、純ちゃんと俺の話を真子は聞いたんだろ。」


うん。


そうです。


「あれは俺への告白なんかじゃないんだ。純が好きなのはマサだ。純は兄としてでなく、一人の男としてマサが好きなんだよ。」


嘘。


「でもマサには好きな女がいて、純の気持ちには答られない。マサにとって純はずっと妹なんだよ。」


え、ぇ、そうだったの。


なんか、力が抜けて動けない。


そんなぁ。


私って何でいつもこうなんだろ。



情けなくて、又泣けて来た。


本当に嫌だ。











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