極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
あんなに苦しんだ意味がない。


情けないです。


｢おまえはいつも俺の話を、最後まで聞かないのは悪い癖だ。たとえ誰に告られても、俺は他の女なんかいらないんだよ。真子、帰るぞ。｣


分かったから、うん、これで良いの。


なんだか、スッキリしないけど。


まだラーメン食べてないし、ちらっと銀ちゃんを見た。


｢真子は、そんなに龍人がいいのかよ。｣


今度は逆ギレですか。


純ちゃんが好きなのは、銀ちゃんでなくてマサさんで、マサさんには好きな人がいるって、誰。


｢銀ちゃんなんか嫌い。私に分かるように話してよ。私は純ちゃんと友達になりたかったのに。」


この気持ちは本当だ。


「純ちゃんがマサさん好きな気持ちはどうすることも出来ないけど、私だって純ちゃんの力になりたい。｣


銀ちゃんが私を見ようとしない。


なんなのよ。


｢真子は駄目だ。真子が純と仲良くしても結局はおまえが苦しむ事になる。｣


何で純ちゃんと仲良くすると私が苦しむの。


銀ちゃんの言ってる意味がさっぱり分からない。


銀ちゃん、私にも分かるように話して。


話してくれないなら、帰らないから。







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