極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
帰るにしろ、ここにいるにしても、真子が決めばいい事だ。

銀は直ぐにでも連れて帰りたいだろうけど。


「もう少しここにいていいかな。今はマサさんに会うのはきつい。純ちゃんの事も気になるし、気持ちの整理がつかないまま戻りたくない。」


そうだな。


「真子がここにいたいなら、銀だって認めるしかないだろ。銀、黙ってないで何か言えよ。」


銀が辛い気持ちも良く分かる。


ここは銀が決めないと駄目だ。


おい銀、何とか言え!


「なら、俺もここに住む。」


はぁ、何言っての、銀さん。


意味分からんし、何でおまえまでここに住むんだ。


「おまえなぁ、何考えてんの。銀まで家出してどうするんだ。」


何を考えてるんだよ、銀平。


逃げ出すなんて、銀平らしくないだろ。


おまえはどんな困難にも立ち向かって行ったのに。


いくら真子の為だからって、おまえには逃げてほしくない。







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