極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます

隠し子騒動

銀ちゃんに聞こえたみたいたけど。


「真子、隠し子って何だよ。」



だから、例えばの話をしてただけで。


仮に銀ちゃんの隠し子がいたとしても、私は妻なんだから堂々としてるって話。



本当にそうなったらどうなるか分からないけど。



「バカに玄関が騒がしいな。誰か来たのか?」



「銀ちゃん、私が見て来るよ。」



その時長い廊下を小さな男の子が走って来て、銀ちゃんを見つけると「パパ!」と呼んだ。



「 「パパぁ。」 」



「銀ちゃん、その子は誰? 」



3才くらいの男の子が銀ちゃんに抱きついた。



「銀平パパだよね、こんにちはぼくは山本銀也といいます。」


銀也君。



もしかして、銀ちゃんの隠し子がいた。



「おい、いい加減にしろ、おまえの親はどこだ。」


「パパはここにいるよ。」


銀ちゃんを指差す銀也くん。


パパはやっぱり銀ちゃんですか。


もうやだ、信じられない。


家出してやる。





< 271 / 367 >

この作品をシェア

pagetop