極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
銀ちゃんが死んだりしたら、私の死が無駄になる。


駄目だ、そんなの駄目。


お母さんも亮平君も絶対怒るはず。


銀ちゃんが朝田組を守るんでしょ。


朝田組の組員の家族まで巻き添えにする気。



銀ちゃん、お願いだから生きて、私を思うなら私を愛してるなら生きてほしい。


病室に母と鉄二さんが入って来た。



「お願いだから目を開けて、母さん、赤ちゃんが出来たの。この年で恥ずかしいんだけど、頑張って生むから、あんなに兄弟欲しがっていたでしょ。お願いだから目を覚まして。」


お母さんありがとう嬉しい、死んでも涙が出るんだね。


赤ちゃんに会いたかったな。


父さんと母さんの赤ちゃん、私の弟が妹に会いたい。


私はこのままじゃ死ねない。


銀ちゃん、助けて!


生きたいよ。












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