極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
急に体が軽くなり。


私は生き返ったんだ。


そっと目を開けてみると。


銀ちゃんが私の体を抱き締めた。


痛いよ。


「真子、俺が分かるか?一週間も目覚まさないなんて、俺は生きたここちしなかった。朝田銀平が女に助けられたなんて、末代まで笑われるわ。」


なんだ、そこかよって、ツッコミたかっけど止めた。


と言うか出来なかった。


銀ちゃんは私を抱き締めて号泣してたから。


「真子、ありがとう、生きていてくれて、ありがとう。」


抱き締めてキスをする銀ちゃん、みんなが見てるのに恥ずかしい。


「あんた、親より先に死ぬなんて許さないから、ねぇ、鉄二。」


父さんも母さんも泣いていた。


「家族も増えるし、真子に子守り頼まないといけないしな。生きていてくれてありがとう。」


みんなにたくさん心配かけて、ごめんね。



生きていて、本当によかった。



銀ちゃんのお母さん、亮平君ありがとう。



私は今日から、生まれ代わります。








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