極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます

病室を出るとマサさんがいた。


マサさんの目に涙が、もしかして、私の話聞いてたの。


マサさんが私に深く頭を下げた。


マサさん、純ちゃんをよろしく。



｢真子、マサに何かあったのか？｣


それはどうかな。


｢分からないけど、銀ちゃん早く病室に戻ろう、純ちゃんとマサさん二人切りにしてあげたいからね。｣


｢真子はまだ歩くな、傷口開いたら困るだろ。｣


私は大人しく車椅子に乗った。


銀ちゃんの言いつけはしっかり守ります。



｢酒井修司が真子にありがとうって、真子が自分からナイフにぶつかったと証言したから、あいつ起訴されなかった。修司に言われた、真子は俺には勿体ない女だと。」


はい、はい、分かりました。


銀ちゃんの口癖、真子は俺のだから誰にもやんねぇ。


私は誰の者にもならない。


私は銀ちゃんに惚れてるだから、心配は入らないから。


でも、酒井修司が罪にならなくて本当に良かった。


更正して、出直してくれる事を心から願う。