極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
銀ちゃんの私服姿はカッコ良過ぎます。


オールバックを止め自然に流した髪。


銀ちゃんはやっぱりイケメン。



「何、見とれてんだよ。」


だって、銀ちゃんがヤバいくらいに素敵だから。


銀ちゃんは極道でなかったらかなりモテモテだね。


私の心を読んだのか、マサさんが言った。


「若は凄くモテますが、姐さん一筋ですからご心配はいりません。」


姐さんって、誰の事。


回り見ても誰もいないし。


「今日からは若の嫁さんですから、俺たち使用人は姐さんと呼ばせて貰います。」


極道の世界ではそう呼ぶの。


姐さんはどうもしっくりしない。


「私は姐さんでなくて、真子さんって呼んでもらいたいです。」


お願いします。


銀ちゃん何とか言って。


「真子さんにしろ。」



「若がそういうなら真子さんとお呼びします。」


良かった。


姐さんはないと思うし、みんなは私より年上だし。


姐さんなんて呼ばれたら落ち着かない。


私は普通に銀ちゃんといたいだけ。


極道の世界の事は何も分からないし、この先もこのままでいたい。













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