極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
お互い好きなら離れては駄目。


私の為に一緒に、離れて暮らす事を選んだなんて認めたくない。


例え自分の父親が極道だと分かっても、私の父親に代わりないのだ。


母さんは極道の叶鉄二と結婚した。


極道が嫌ならとっくに別れたはず。


その時は理解して貰えなくても、いつか分かって貰えればそれでいい。



銀ちゃん、ごめんね。


極道の銀ちゃんと結婚した事を、誰にも言えないと思ってしまった事を。


誰にも祝福されてないって思ってたけど。


結婚式の当日、みんながあんなに喜んでくれたのを思出した。

みんながお幸せにって言ってくれた事、すっかり忘れていただなんて。


私たちはみんなに祝福されて結婚したのだ。


この胸に刻んで置こう。


















< 70 / 367 >

この作品をシェア

pagetop