極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
部屋の外でマサさんが待っていた。


何で待ってるのでしょうか。


恥ずかし過ぎて、マサさんの顔が見れません。


もう一度、銀ちゃんの手を強く握った。


マサさんは空気を読めない人。


「若、みんなが集まっていますんで、まず挨拶からお願いします。その後に、真子さんの紹介をお願いします。」

マサさんが銀ちゃんに近づき、耳打ちした。


小声でなにか言ってるけど、《マナさんが来てる?》


って聞こえた。


マナさんて誰?


なんかやな予感がする。


銀ちゃんの顔色が悪い。


銀ちゃんとマナさんはどんな関係なのだろ。


私に知られたら不味いような関係。



マサさんが私を見て、優しく微笑んだ。



私は大丈夫です。


大丈夫だと、自分にいいき聞かせた。



私は銀ちゃんの妻、堂々としていればいいのだ。


そうでしょ、銀ちゃん。


もう、本当にやだ。


この重い空気は、何。


これから、何が起きる訳。


覚悟を決めた方がいいのだろうか。























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