命の贈り物
こんな暗くなってる場合じゃない!
分かってるんだけど……
家に帰るなり、私はすぐに寝転んだ。
ここ数日で、私はすっかり気疲れしてしまった。
気付いたら私はそのまま眠っていた。
起きたらもう朝だった。
「やばい、遅刻っ!」
慌てて起き上がるとようやく今日が土曜日だったことに気が付き、再び寝転んだ。
ただ、もう一度眠る気分にはなれなくて。
私は少し、散歩に出掛けた。
しばらくすると、公園に着いた。
ここで孝志が会長になれたこと聞いて。
事故の現場にも遭遇した。
事故が多発するって有名な場所らしい。
私はブランコに座った。
「これが全部、夢だったらいいのになぁ。」
そう一言だけ、私は呟いた。
そう、すべて夢だったら良かったのに……。