命の贈り物
第二章 大切な約束
公園の前の大通りが騒がしい。
今の鈍い音は…?
私は気になって行ってみた。
そこには、トラックがいた。
その横で、人が倒れてる。
これは、事故?
足がすくんだ。
どうしていいのか、分からなかった。
回りには、誰もいない。
私が、なんとかしなくちゃいけないのに。
「大丈夫ですか!?」
孝志が走ってきた。
孝志は倒れてる人に声をかけながら携帯を取り出した。
「すみません!救急車お願いします!場所は…。」
その様子を、私はただ、黙って見ることしか
出来なかった。