命の贈り物
「何なの!?この結果は!!」
結果を見てあの女はキレた。
「学年5位!?どうして1位がとれないの!!何度も言ってるじゃない!!」
パシッ
頬に痛みが走った。
あの女が私の頬を叩いた。
私はずっと黙ってた。
ずっと、下を向いてた。
「何とか言いなさい!勉強してるの!?」
私は絶対に答えなかった。
何を言っても怒られるだけだから…。
昔からそうだ。
これでもかなり成績が上がった方だというのに。
私は走って部屋に向かった。
後ろからあの女の呼ぶ声がする。
私は振り返らなかった。