命の贈り物
孝志は絶対に私のことを聞いてこない。
さっきあの女のせいで真っ赤になってる私の頬を見ても。
私が、話すまでずっと待ってくれる。
話したくないときは話さなくてもいいから気が楽だ。
だから何かあると、私は孝志の部屋に逃げてきちゃうんだろうな…
それでも、孝志に話を聞いてもらって、朝、涼と笑ってると今日あったことなんて忘れちゃうから。
小さなことで悩んでるなって思えてくるから。
二人のこと大好きだなって思う。
二人と幼なじみでいれて良かったなって思う。