命の贈り物

「孝志。勉強教えて。」



私は言った。



「何を?」



「数学。」



「いいよ。」



それから2時間くらい孝志と勉強した。



発展問題になるとなかなか解けなくなってくる。



頑張ってるんだけどな…。



あの人たちには伝わらないみたい。




「少し、休憩しようか。」


孝志が時計を見て言った。



「何か飲み物でも持ってくるね、待ってて。」





「あ、うん。ありがとう。」




孝志は部屋を出ていった。



私は一人部屋でのびをした。
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