命の贈り物
今まで長いと思ってた授業が急に短く感じてくる。
私が颯太とあの女の娘だったら…
そんなこといつでも聞ける。
でも、こんなフラフラしている心の自分が、人の悩みを聞くことが出来るのだろうか…?
聞いて、支えになることが出来るのだろうか…?
咲の相談は今聞かなければいけない内容なのか…?
結局、悩んで私の出した答えは…
小さな歯車を狂わせてしまったんだ。
「サキ、今度じゃだめかな──…??」