私と不良くんの恋愛模様

家。

「ただいま~」

「翼さま、雅楽さまお帰りなさい」

「は~遠い」

「雅楽!文句言わない」

そう私たちは一緒に暮らしています。

なんで?親が決めたから。

だから敷地の隅っこに私たちの家があるの。

それもめちゃくちゃ遠いとこに。

「あ!翼~、雅楽~!」

「ん?あ!拓未」

「え?拓未ちゃん、今日は何しに来たの?」

この人は隣人の門真拓未ちゃん。

17歳、家の敷地のもろ横に家を建てたから私たちが家を建てた時お隣さんになった人。

「今日は久々に翼の手料理囲んでお前らと食事しようかな~って」

「久々ぢゃないぢゃん!おとといきたぢゃん」

「そうだっけ?」

「まぁ~いいから中はいろ?翼、...拓未も」

◇ ◇ ◇

「で?結局食べてくんだ」

「まぁ~いいぢゃん?」

拓未ちゃんは食べる気満々。

「翼?手伝うことある?」

「ん~?ないかな!ありがと、でも座ってて」

「ん、わかった」

雅楽はそう言ってクシャッと笑った。

雅楽のあの笑顔!まぢかっこいい!!!

はぁ~雅楽の奥さんとか私ほんとっ!幸せだよね~。

◇ ◇ ◇

「で!俺彼女できたの!」

「えぇ~拓未ちゃんに?」

「そう!」

「拓未?つくならもっとましな嘘つけよ」

「え?なに雅楽も疑うの?」

「当たり前」

2人がそんな言い合いをしはじめた。





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