愛羅武勇×総長様Ⅰ

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｢成瀬、時間考えろ、時間。｣

｢んー？｣

昼休みは終わって授業が始まったというのに、パンを食べ始めた遼。

担任が呆れ顔で注意している。何も今から食べなくても…

｢無理ー。俺、腹へったもん。｣

｢メロンパン…｣

思いっきり甘党だね。

｢一口いる？｣

｢いるっ！｣

甘党仲間なあたしは、メロンパンを一口貰うことに。

｢ありがとー｣

｢中原！今授業中！｣

｢ちょっとだけ！｣

大ちゃんまでもが、呆れ顔で見てくる。

｢お前バカ？｣

｢バカじゃないよっ｣

何て言ってる間に遼はカバンからおにぎりを出して食べ始めていた。

｢お前ほんと食い過ぎ。｣

槙はほんとに唖然としてる。

｢食べ盛りなんだって｣

ほんとに、遼の食欲を疑った１日だった。