愛羅武勇×総長様Ⅰ
声のした方へ振り向くと、関わりたくない人が立っている。
「良かったら友達になってくれないかな…?」
あぁ、嫌だ…
関わりたくなかったのに!
人いっぱいいるんだから他の人にしてよー…
「ん、いいよ…」
断るのもさすがに可哀想だし…仕方ないか…
「やった!じゃあ今日からよろしくね?」
「よろしくー……」
遼、顔が怖いから。
あたしが友達になったことが気に入らないのだろう。原野さんを睨んでる。
「美憂って呼んでもいいかな?」
いきなり距離を縮めないでください…
「どうぞ…」
「ありがと!あたしのことは、綾香って呼んでね?」
そう言って、綾香?は去っていく。
「馴れ馴れしい奴。」
「遼、怖いから」
「何なんだよ"美憂って呼んでもいいかな?"って。まじ気に入らねぇ。」
キャラ違うでしょ。
遼が怖いです。そんな
「ありがと!!あたしのことは、綾香って呼んでね」
そう言って、綾香?は去っていく。
「馴れ馴れしい奴。」
「遼、怖いから;」
「何なんだよ、「美憂って呼んでもいいかな?」だと?
まじ気に入らねぇ。」
キャラ違うでしょ。
遼が怖いです。
そんなに綾香が嫌いなんだ。
「美憂、俺にあいつ近付けないでね。」
「知らないよそんなのー…」
「1番嫌いな人種。」
人種って…
「あーあ、なんかテンション下がったからサボるわ、じゃーねー!」
「留年しても知らないよ。」
「……………」
「遼1人だけもう1回2年生かぁ…」
「………仕方ねぇな。」
出て行きかけた手を止め、自分の席に戻ってきた遼。
最近、遼の扱いにも慣れてきた。
今みたいなのとか。