愛羅武勇×総長様Ⅰ
「あのレストランね、大ちゃんのお父さんが経営してるんだって。」
「へぇー…なんか以外…」
「だよね、あたしも思った。ヤクザとかしてそうだもんね。」
「子供があれだからね」
たわいもない話を、着くまでずーっとしてた。
女の子って何でこんなにお喋りなんだろうね?
「あったあった、あそこだよ!今日いるのかなー…?」
来たのはいいものの、どうやって入るか迷う。
どーしようかな?
「あれ?美憂じゃん!」
ナイスタイミング!
「遼!」
「おう、あれ、隣の子誰?」
「あたしの友達の柚ちゃんだよ。」
「桜井柚です、よろしくね。」
「ふーん、よろしく!で? 今日はどうしたの?」
あぁ、忘れてた。
「柚ちゃんが、みんなに会ってみたいって言うからね。それに大ちゃんに聞きたいことあるから。」
「そっか、じゃあおいで。入って良いから。」
「うんっ、ありがと、遼!」
一言お礼を言って、先を歩く遼を小走りで追った。