シルバーブラッド ゼロ
痛みは圧迫されて、かなり麻痺している。
 
浩之は、顔を上げてそこにいるエイジュを見た。
 
彼女が手当てしてくれたのか。
 
殺し屋なのに、手当てもできるのか。

それにしても準備がいいんだな。
 
自分が傷を負ったときに必要だとか。
 
でも、アンドロイドに手当てがいるのか?
 
ボンヤリ考えてると、おかしくなってきた。
 
英樹の本に書いてあったことを、思い出す。

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