シルバーブラッド ゼロ
英樹は、異様な輝きの目を、更に嬉しそうに光らせた。
「じゃあ、お前の方がエイジュに惚れてるのか?」
英樹は、こみ上げる笑いを制御出来なくなったらしく、ほとんど声の無い、引きつるような笑い声を上げた。
「だとしても、お前はオレに操られただけだ。
お前は昔から異様に赤いものに惹かれるクセがあっただろ?
その赤を、エイジュには持たせておいたんだよ。
髪と、瞳の色に。
二つともオレのアイデアだ。
もしどこかでエイジュとお前が会うことがあれば、お前はエイジュがアンドロイドとは知らずに惚れるんだ。
その確立がどれだけ少なくても、オレはそれを考えるだけで楽しかったよ。
しかも、今、その少ない可能性を乗り越えて、エイジュに惚れる間もなく撃ち殺されることも無く、一緒にいるんだからな」
「じゃあ、お前の方がエイジュに惚れてるのか?」
英樹は、こみ上げる笑いを制御出来なくなったらしく、ほとんど声の無い、引きつるような笑い声を上げた。
「だとしても、お前はオレに操られただけだ。
お前は昔から異様に赤いものに惹かれるクセがあっただろ?
その赤を、エイジュには持たせておいたんだよ。
髪と、瞳の色に。
二つともオレのアイデアだ。
もしどこかでエイジュとお前が会うことがあれば、お前はエイジュがアンドロイドとは知らずに惚れるんだ。
その確立がどれだけ少なくても、オレはそれを考えるだけで楽しかったよ。
しかも、今、その少ない可能性を乗り越えて、エイジュに惚れる間もなく撃ち殺されることも無く、一緒にいるんだからな」