MOON LIGHT
EP†Ⅰ
始まりの朝…
“ZRRR…ZRRR―… ”
「…っ、ひじっ…り…んっ」
“雅、ずーっと一緒だよねっ??”
「やっ…!!? ……ハァ、ハァ…」
何かにうなされながら、驚いて重い体を持ち上げた。
何度か瞬きをして、目が慣れると見慣れた部屋の風景が目の前にはあった。
「ハァ…ハァ、夢、かぁー…」
耳の奥では、まだ目覚ましが鳴ってる感覚が残っている。
あまり目覚めの良くない朝だ…。