お家
「お、案内してくれるの?」






案内するも何も、玄関のところにあったでしょって話!





たかが2LDKなんだからさ。



「ここです。」




「サンキュー。」




はぁ。なんかめっちゃ疲れます。




今まで彼氏がいなかった私は、男の人と免疫がないのでどう接したらいいのかわからず、とりあえず敬語でいくことにした。








「あーすっきりしたッ!!!」




顔に似合わず下品なことを言う人だ。






「あ、じゃあ私はこれで・・・」





「俺の部屋は?」




あ、そうだった。忘れてた。





母の部屋は化粧品でいっぱいで足の踏み場がないし・・・



てことは・・・しょうがない。私の部屋で寝てもらうか。





「あ、私の部屋使ってください。私、リビングで寝るんで。」






< 11 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop