お家
数分後、お母さんが運ばれた病院に着いた。




私は車を降り、走ってナースセンターへ行き、母の病室を訪ねた。




「秋本さんなら109号室です。」



「ありがとうございます!」





108、109!!!あった!




「お母さんッ!!!!!!」




扉をあけるとそこには、寝ているお母さん。




生きてるよね??




縁起でもない言葉が私の心を埋め尽くしていく。



「お母さんッ!雪だよ?来たよ?起きて?」



反応は・・・ない。




「お母さん!!起きて!おか『るせーな。って、なんで雪泣いてるの?』





お、かあさん?




あまりにも普通に起きた母を見てびっくりした。



「だから、心配すんなって言ったろ?」




後ろからは怒りっぽい声




「お、おかあさんー!!!!!!!!!」




「っは?愛、あんた雪に変なこと言った?」




「別に?」



どうやら大事じゃなさそう。




「だってさ、もう帰ってこないじゃん?皐さん。」



っは????
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