お家
私が電気を消した。



「雪?」



おいでおいでと手で合図している愛ちゃん。




「なに?」




愛ちゃん用の布団の中にはいった。




頭からのてっぺんからつま先まですっぽりと布団の中におさまった。



「いきぐるしい・・・」




「雪生きてる?(笑)」




「なんとか~」




「雪、おいで?」




そういって手を広げて抱っこするポーズを寝ころんだままとる愛ちゃん。




「うん!」




「おかえり。雪?」





自意識過剰かもだけど、愛ちゃんの思いがちゃんと私に向いていると感じる。






「ただいま!」
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