お家
開始時間になった。




愛ちゃんが再び入ってきた。




「いらっしゃいませ!」





みんなが愛ちゃんを見ていう。







それは、その辺の男子に見せるつくり笑いではなく、心の底から微笑んでいるような顔だった。








「えーっと、ここは、どんな店?」







愛ちゃんは受付の女の子にホストっぽい笑みを浮かべ、尋ねる。








「えっとですね・・・・」







女の子はうっとり。






「あ、はいはい。わかった。じゃあ・・・」








と、考え出す愛ちゃん。







「この子ッ!」






と言って私を指さした。







「ええッ!!」






驚いたのは私だけだった。






「ねえねえ、俺、この子永久指名がいいんだけどなぁ~?」





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