薔薇女男子
道路を歩いていると、ふと、懐かしい場所に目がいった。
……公園かぁ………
昔、よく悠司と来たっけなぁ……
………うぅ。目が潤んできた…
「グスッ…何だよ……悠司のばかぁ………うぅ…」
その時だった。
『泣いているんですか?』
…え?
俺は辺りを見渡した。
…?変だな、何も無いぞ?
『ちょ、ここですよ!!ここ!!上です、上!!』
え?…上?
俺はゆっくり上を見た。
そこには、
この世に存在しえないモノが…
居た。