恋してる


あの作戦を実行して3日目・・・

とんでもない噂を耳にした。

――――――コソコソ――――――

えっ何~

みんながざわついている。

「ちょっ春~」

うん?

あっ優香だ

優香が制服をグシャグシャにしながら
人ごみを抜けて私の元へ来た。


「どうしたの‼大丈夫?」

「それは、こっちのセリフ‼」

えっ何~どういう事~?

「えっ何が…」

「その感じじゃまだ知らないのね」

・・・・・?

知らない?
何が?

「教えてっ」

「分かったよっこれは、
まだ噂ね…」

「うん・・・」

「あのれいの夏人君のあの女
居るでしょっ」

「うん・・・」

「その二人が・・・付き合ったのかもなのよ~」

2人が?
付き合った?

「まさかっ嘘よね?」

嘘であってっ
噂であってっ

・・・・お願い


「おい聞いたか?
あの二人付き合ったかもだってよー」

「お~知ってる~あの2人
美男美女だもんな‼」

「ね~聞いた~?山本君彼女いるんだって~」

「えー誰誰?」

「となりのクラスの・・・・」

私の耳にはそんな会話しか
入ってこなかった・・・

「ねっ言ったでしょ~春~」

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