恋してる


「あははは~~~うける~」

もー何~うるさい~

トイレの外から聞こえるのは、
男子数人の笑い声…


「ちっちょッやめろよー兄貴~」

と、言う事は、…兄弟?

て言うか早くどこかへ行ってほしい。

「もう戻ろうぜ~」

そうだそうだ・・・

早く戻れ~

「俺ちょっとトイレ‼先戻っといて」

おまえも戻れよ~

もういい‼私もう出るから
1・2・3っと

―――――バンッ―――――

勢いよくドアを開けた
その瞬間・・・

「痛ッ・・・」

ヤッバ~さっきの人に当たった~
どーしよー謝らなきゃ~

「す・すいませんでした。」

「いいよっ別に…」

ふ~よかった~

・・・うん?

・・・この声どこかで…

・・・・・・・?

・・・

「あ~~~」

思い出した~

もしかして・・・

やっぱり~

「夏人ッ‼」

「えっ・・・」

夏人もびっくりしている。

私もびっくり・・・

「偶然だね~なんでいるの?」

「えっ海川こそ~なんでいるの?」

「えっ私は、東京の帰り・・・」

「えっ嘘っ‼マジっ俺もっ」

「えー嘘~どこにいたの?」

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