Romance Cutter
―初恋の傷請け負い人―
第六話・最終話
よく見ると、包帯でぐるぐる巻きにされたほのかの包帯が、全体的に紅くにじんでいる。
「これ…は?」
「最近、ロマンス・カットを行う度に、痛みや出血がひどくなっている様に思うの。今日、ロマンス・カットをしてあげた子の時は、思わず『痛い』って叫んでしまったぐらい。
…まあ、相手は催眠状態になっているから、一切その事には気付いてはいないのだけれど…」
「…だから怖いの。もしかしたら、私の願いが成就する前に、私…」
「…私、死んじゃうのかも…」
「死なせるものか!」
「えっ?」
ケイはそう言うと、今度は自らほのかの身体を抱きしめて言った。
「…ロマンス・カットを請け負わなくても、君がいつの日か笑顔を手に入れる事か出来るように、僕がサポートしてあげる。
その願いが叶うまで…ううん、叶った後も、君が不安にならないように、そばにいてあげる。
そう、ずっと…」
「これ…は?」
「最近、ロマンス・カットを行う度に、痛みや出血がひどくなっている様に思うの。今日、ロマンス・カットをしてあげた子の時は、思わず『痛い』って叫んでしまったぐらい。
…まあ、相手は催眠状態になっているから、一切その事には気付いてはいないのだけれど…」
「…だから怖いの。もしかしたら、私の願いが成就する前に、私…」
「…私、死んじゃうのかも…」
「死なせるものか!」
「えっ?」
ケイはそう言うと、今度は自らほのかの身体を抱きしめて言った。
「…ロマンス・カットを請け負わなくても、君がいつの日か笑顔を手に入れる事か出来るように、僕がサポートしてあげる。
その願いが叶うまで…ううん、叶った後も、君が不安にならないように、そばにいてあげる。
そう、ずっと…」