Romance Cutter
―初恋の傷請け負い人―
第六話・最終話
ほのかはこの時、自分とケイの初恋が、終わりを告げた事を悟った。そして今、それを確認する為の最終チェックに入った。
「…ねえ、お兄ちゃん。私が最後に求めていた感情って、何だった?」
「…」
「…何だったっけ?」
「…そう。」
ケイの行ったロマンス・カットは確実に、ほのかとの未来を奪い去っていた…
…ほのかは、自分の部屋でパソコンをたたいていた。自分自身で立ち上げたサイト、「ロマンス・カッター」の書き込みをチェックしている。これによって、様々な女の子と連絡を取り、出会い、そしてその心を救ってきた。
「しばらく見ない内に、随分とたまってきている…」
-ほのか様!何故、私達の声を無視されるのですか?近頃音沙汰がないのは、何かご病気でもされているんですか?-
-もう、駄目です!お願いです!ほのか様のロマンス・カットを!-
-私の友人を助けて下さい!どうか、友人の初恋の傷を…-
ほのか様! ほのか様!
「…ねえ、お兄ちゃん。私が最後に求めていた感情って、何だった?」
「…」
「…何だったっけ?」
「…そう。」
ケイの行ったロマンス・カットは確実に、ほのかとの未来を奪い去っていた…
…ほのかは、自分の部屋でパソコンをたたいていた。自分自身で立ち上げたサイト、「ロマンス・カッター」の書き込みをチェックしている。これによって、様々な女の子と連絡を取り、出会い、そしてその心を救ってきた。
「しばらく見ない内に、随分とたまってきている…」
-ほのか様!何故、私達の声を無視されるのですか?近頃音沙汰がないのは、何かご病気でもされているんですか?-
-もう、駄目です!お願いです!ほのか様のロマンス・カットを!-
-私の友人を助けて下さい!どうか、友人の初恋の傷を…-
ほのか様! ほのか様!