★バレンタインの奇跡★
「ちょっと休憩しない?お腹減った~!」
溝端君にそう言われて時計を見ると、もう13時を過ぎていた。
時間がたつのは早い。
「何食べよっか?」
あたし達は近くのフードコートに入る。
乗り物乗ってる時は忘れてたけど、2人っきりのデートみたいなこの空間に、また緊張が走る。
心臓がドキドキし始める。
「何がいい?オレ、ハンバーグにしよっかなぁ♪」
「えっと、じゃああたしあのパスタにしようかな…」
そう言ったら、手早く溝端君があたしの分まで注文してくれる。
そんなコトにまでドキドキする…