★バレンタインの奇跡★
「あっと、何でもないっ!次何乗ろうか?」
あたしは慌てて入口でもらった遊園地のマップを開く。
「えーっと、まだ乗ってないのはぁ…」
「不思議だな、まいちゃんといると初恋の子を思い出すよ。なんか似てるんだよね。」
「えっ!?」
あたしの心臓がまた飛び上がる。
もう、溝端君といると心臓に悪い。
「なんて☆さぁ次何乗ろうかぁ。乗ってないのはこの辺じゃない?」
なんでこの人はこんな普通にしてられるんだろう。
あたしだけドキドキしてバカみたいだ。
って溝端君があたしのコトなんて何とも思ってないってことか…