★バレンタインの奇跡★
「あーっ、やっと終わったぁ~っ!」
「ははっ(笑)かなりびびってたもんな。」
「びびってなんかないです~☆」
「嘘ばっか☆」
二人でふざけあいながら、そんなくだらない言い合いしたりして。
楽しい時がもうすぐ終わろうとしてる。
日が沈みかけてきて、乗り物にも乗り尽くしてきた。
「あと乗ってないのは…」
彼がそう言って見つめた先は、カップルの定番のあの乗り物だった。
「あー、アレぐらいだね。なんかもう乗りつくしちゃったねぇ。どーしよっか?」