★バレンタインの奇跡★
hes been lookin 4 a cinderella's glass shoe
「麻衣、その首のっ!まさかやったの?昨日!」
由加里と部屋で着替えてたら、あたしを見ながらそう由加里が叫ぶから。
思わずさっき翔クンがキスしてたあたりの首筋を押さえてしまう。
「えっ!?し、してないよ、まだっ!///」
そう言いながら、鏡の前まで行って、自分の手で押さえてたあたりをチェックする。
キスマーク…
っていうんだろう、こーゆーの。首筋が赤くなってた。
恥ずかしくて顔が赤くなる。
「愛されてるねぇ、麻衣佳ちゃん♪」
由加里がニヤニヤしながらあたしの後ろに立つ。
「翔クンってば、ありえないっ!!」
あたしは軽く怒りながら首が隠れるようなタートルネックの服を選んだ。