★バレンタインの奇跡★


「…麻衣佳、苦しめてごめんな。でも明日、必ず来て欲しい。」

翔クンはそれだけ言うと、切なげにあたしの頭を撫でた。

きっとあたしが彼の手を払いのけてしまったから…

運命の相手がショーンだったとしても、明日あたしは翔クンとまた生涯を共にすることを誓いたい。

どんな真実が待っていたとしても。

「…分かった。信じるよ、翔クンを。何があっても、この気持ちは変わらないから。」

「ありがとう。」

「また明日。」


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