かんのれあ
プロローグ
特別な理由なんてなかったけど、

もともと文章を書くのは割と好きで、

気付けばあたしの夢は
"小説家"になっていた。



あれはあたしが高1の時だったから、

今からちょうど二年前の事だと思う。



それまで

何度も途中で投げ出したくなった長編恋愛小説を


新人賞へ投稿した。



小説の新人賞なんて、何千もの応募の中から

たった数作しか選ばれないのは充分わかってたけど、


それでも作品を完成させた事が凄く凄く嬉しくて、

小説を書くのはこんなに楽しいものなのかと、


改めて実感した。
< 1 / 200 >

この作品をシェア

pagetop