かんのれあ
「ご、ごめんなさい…!
昨日は…その、具合悪くて……そのまま寝ちゃいました。

本当にごめんなさい」

なんか、少し心配してくれてるらしかった。



「ふぅーん…?
ま、いいけどぉ」


そう言うと、山崎さんは電話の向こうで机をあさるような音を立てた。


「ま!
じゃあそれは置いといてー、

とりあえずシリーズ二話目は出してもらえるらしいんだけど、

今後の展開、これどーなんの?」


「………。」



山崎さんが珍しく編集さんぽくて、あたしはちょっと驚いた。
< 106 / 200 >

この作品をシェア

pagetop