かんのれあ
それは秋本さんと山崎さんも同じ事を言ってたし、

今までそれを目指してやってきたので、当然と言えば当然の考えだった。


「ちなみにうちの場合は編集長のOKさえ出れば出版できるんだけど、

あんまり実売部数が低いのが続くとシリーズが打ち切られたり、

最悪もう何も書かせてもらえなくなったりするからね。

とくに新人の失敗は、たくさん書いてるベテランのたった一回の失敗と、わけが違うから。

まあ、かんのさんのデビュー作の数字は悪くはなかったから、心配しすぎるよりもまず頑張るべきなんだけど」
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