かんのれあのレビュー一覧
久しぶりに一気読みしてしまいました。 もう、なんて言ったらいいか、すごく主人公に感情移入してたまらない気持ちになりました。 山崎さんだって鏡華さんだって根は悪い人ではなくて、登場人物みな魅力的でした。 業界のこととかも詳しく書いてあって、とても勉強になったし新しい世界を覗けた気がします。 どんなに壁にぶつかっても諦めず頑張り続ける主人公に勇気をもらいました。 特に最後の河野さんのデスクのシーンではうるっときました。 河野さんは最後まで大人だったしちゃんと編集者だった。 でもやっぱり一人の人間だった。 人との出会いが人を変えてゆく、そして実はいろんな人に支えられて生きている。 そんなことを感じさせる素敵なお話でした。 本当に読めてよかったです!!
小説家として歩み始めたあの頃 期待に胸を膨らませ 夢を抱いていたあの頃 そして今―—… 何をしたらいいのか わからないままもがき続け、そして味わう絶望の中、手を差し伸べてくれた人。 歩みだしたその先には、気づけなかった思いや気持ち それぞれの思い。 そして自分の強い思い。 ―—もう泣きません。 その強い主人公の気持ちと、その先にある未来。 主人公の思いが散って、積もって、そしてまた新たに咲き誇る桜の様に感じました。
ひとりの作家として そしてひとりの女の子として 譲れないものを 等身大の戦いを まぶしいくらいの気持ちを 感じることができました。 戸惑い、希望、挫折や未来。 夢や自分、好きなひと。 きっとあっという間です。 彼女の戦いを見届けてください。 共感度と躍動感溢れる文章力に圧倒されます。 何より作家としてとても参考になりました。 すっかり虜になった気持ちと かんのれあさん、そして作家さまへの羨望もあわせて おススメの作品です。 ぜひ、ご一読。
作家が作品を書く時に、必ず直面する心の葛藤。 そして、リアルな感情と、先が知りたくなるストーリー展開と文章力の凄さに気付いたら一気に読んでしまうこの作品。 オススメになるのが納得の作品です。 オススメですよ☆
隠れた名作トピで見掛けて読み始め、気付いたら一気読みです! 引き込まれました! れあちゃんと一緒に苦しくなったり悩んだり怒ったり、とても清々しい幸せを感じてみたり… 小説家としてデビューしたての、かんのれあ 彼女の気持ち、私達携帯小説家はみんな共感できるかもしれません いえ、私達はプロではないけど、書きたい気持ち書けない苦しさ、そしてそれを乗り越えたときの楽しさ、同じです! 感動をありがとうございました!
読まれるためには、 何を書くか、何を考え、思い、文章を綴るか。 長編ならではの、書くにあたっての必要な要素が踏まえた作品でした。 要素を書いてある以上、“この作品自体”にも含まれていた書き手として大切なことです。 それがあるから面白い、面白かった。 一人の作家の成長は、見ていて楽しいですし、どこか感情移入しやすく、はからずも、されやすいように文章が書いてあったのが良かったです。 オススメします。
とにかく!! 本当に素敵な作品です!! 表現力豊かで、簡単にこの世界に引き込まれてしまいます。 淡い恋心とその結末には、思わず涙を流してしまいました。 成長していく主人公、その強い心が魅力的で引き付けられます。 悔しさと切なさの中、温かさもあり…ラストはどこかスカッとさえします。 皆様、読んで絶対損はありませんよ!! 自信を持ってお勧めします!!
二作目の壁、担当編集者との不協和、淡い片想い、ライバルとの大勝負……様々な出会いと出来事の中で成長していく女子高生作家の物語です。 ドラマチックなテンポとスピード感でグイグイ読ませます。場面の絵(画)が上手なコマ割で頭に浮かんできて、まるでおもしろい業界モノの漫画を読んでいるような感覚になりました。恋愛小説としては糖度は低めですが、主人公の“書く原動力”ともなる片想いが“切な爽やかに(?)”描かれています。 恋愛モノというより業界モノの人間ドラマとして推したい作品です。恋愛ジャンルが苦手な方にもぜひお楽しみいただけたらと思います。