3歳差恋愛
この前の大会で3年は引退したために、
放課後は暇なのでありました…
つまり里美から逃げられない…
里美とあたしは駅の近くのファミレスに入った。
「はい、携帯貸して」
里美があたしに言った。
あたしは里美の鋭い眼差しに反抗できず、
素直に携帯を渡してしまった。
目の前でカチカチとあたしの携帯をいじる里美。
─数分後。
「…よしっと。」
里美が呟いた。
「ん?何?」
「これでいいでしょ?」
里美は携帯の画面を見せながら言った。
《こんにちは☆
あたしそろそろ健太先輩と
直接メールがしたいんですけど
アドレス教えてくれませんか?》
携帯の画面にはもうメッセージが作られていた。
「え!?やだぁ!」
「分かったよ。しょうがないなぁ」
里美はそういってまたカチカチいじった。