3歳差恋愛



この前の大会で3年は引退したために、
放課後は暇なのでありました…


つまり里美から逃げられない…





里美とあたしは駅の近くのファミレスに入った。




「はい、携帯貸して」


里美があたしに言った。



あたしは里美の鋭い眼差しに反抗できず、

素直に携帯を渡してしまった。






目の前でカチカチとあたしの携帯をいじる里美。






─数分後。



「…よしっと。」


里美が呟いた。



「ん?何?」



「これでいいでしょ?」


里美は携帯の画面を見せながら言った。





《こんにちは☆
あたしそろそろ健太先輩と
直接メールがしたいんですけど
アドレス教えてくれませんか?》



携帯の画面にはもうメッセージが作られていた。



「え!?やだぁ!」



「分かったよ。しょうがないなぁ」


里美はそういってまたカチカチいじった。




< 10 / 40 >

この作品をシェア

pagetop