3歳差恋愛
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「すみません…」
「気にしないで♪全然平気だし」
…優しすぎる!
この時からだろうか。
先輩に対する気持ちが、
大きくなり始めたのは。
「勝ったー!」
無邪気に笑う先輩。
「先輩、強いじゃないですかー!」
「そうだったみたい」
なんて冗談ぽく言うところも好き。
「よしっ。
ウィンドウショッピングでもするか」
シートを降りて、
服を直しながら先輩は言った。
まだ先輩と居れるんだ!
それだけで嬉しかった。
「はいっ♪」