市立青い空学園2
校門編
寒空の下、彼は校門の前に立っていた。

長ランは地面につくギリギリの長さ。

頭には白いハチマキ。

両手の爪は長く伸びており、まさに切り裂く事に特化した物だということがわかる。

彼は切れ長の目で校舎の玄関を睨み付けていた。
彼は地面を踏みなおし、拳を震わせ天を仰ぎ、吠える。

「俺はこの学校の番長になあぁる!」

彼は愛用のミカエルを立てると、校舎に向かって力強い1歩を踏み出した。
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