俺様王子と交わすkiss
学園長~話し長い~。
「ね、何中からきたの?」
小声で話しかけてきたのは隣に座ってる女の子。
小柄で可愛い子だ。
「桜中、そっちは?」
「あたし南中♪あたし七海~」「あたし愛海~」
なんか似てる……
「なんか似てない?」
「あたしも思った…!!」
よかった…。
友達作り成功ッ♪
「愛美は可愛いね~」
「ナナだって~」
愛海、七海ややこしいのでナナと呼ぶことに……
ナナは小柄だ。
ふわふわの茶色い髪。
くりっくりの目。
お世辞ぬきで可愛い。
「実はナナね…彼氏いるのッ」そりゃいるだろ…
こんだけ可愛いもん。
「この学園?」
「うん、同じクラス♪」
「えっ!!??誰?」
同じクラスって…
超気になるしっ!!
「山田健太…」
山田…山田…
あたしは入学式の真っ最中にキョロキョロ首を動かしている。
「ちょ、愛海後にしよ?」
学園長の視線を感じたあたしたちは大人しく座った。
1ーAとかかれた教室に入り座席表を確認する。
「………ラッキー」
あたしの席は一番後ろの窓側。なんかうまくいきそ~♪
「愛海い~なぁ。ナナは一番前だよ!!??」
「で、噂の彼氏は?」
「あれ…」
ナナが恥ずかしそうに指さしたのは…
サッカーとかやってそうな爽やかイケメンだ。
「へ~かっこいいじゃん♪」
「でしょ?二年間片思いして…告白しようと思ったら向こうから………」
顔をピンクにそめて嬉しそうに話すナナ。
彼が大好きなんだね……。