俺様王子と交わすkiss
「愛海、帰る」
「うん」
上機嫌の愛海。
デートが嬉しかったのか、海が嬉しかったのか……。
まぁ、愛海が楽しそうだからいいか………。
「ね、蓮は頭イイ?」
「当たり前だろ」
当たり前に悪いです。
仕事で学校行ってねぇし。
「ほんと!?宿題教えて?」
「おぅ。俺を誰だと思ってんだよ。」
なんて言ってみた………が!!
勉強なんて全くできねぇ。
まぁ、愛海にやらせよう。
「愛海、飯食って帰る?」
「うん♪」
近くのファミレスに寄る。
「あたし、パスタ~」
「俺、ピザ」
値段のわりにまずい飯を食って寮に戻る。
「愛海、風呂」
「はい」
風呂をわかしてくれた愛海。
『一緒に入るぞ』
って言おうとしたら、さっさと自分の部屋に帰っていった。
さ……避けている。
そんなにイヤか?
まだまだ無理そうだな…
俺はため息をこぼした。
蓮君の欲望は募るばかりです。