俺様王子と交わすkiss

「愛海、帰る」
「うん」



上機嫌の愛海。
デートが嬉しかったのか、海が嬉しかったのか……。



まぁ、愛海が楽しそうだからいいか………。



「ね、蓮は頭イイ?」
「当たり前だろ」



当たり前に悪いです。
仕事で学校行ってねぇし。



「ほんと!?宿題教えて?」
「おぅ。俺を誰だと思ってんだよ。」



なんて言ってみた………が!!



勉強なんて全くできねぇ。



まぁ、愛海にやらせよう。



「愛海、飯食って帰る?」
「うん♪」



近くのファミレスに寄る。



「あたし、パスタ~」
「俺、ピザ」



値段のわりにまずい飯を食って寮に戻る。



「愛海、風呂」
「はい」



風呂をわかしてくれた愛海。



『一緒に入るぞ』
って言おうとしたら、さっさと自分の部屋に帰っていった。



さ……避けている。



そんなにイヤか?



まだまだ無理そうだな…
俺はため息をこぼした。



蓮君の欲望は募るばかりです。







< 34 / 68 >

この作品をシェア

pagetop