俺様王子と交わすkiss

なんて思ったのもつかの間…
ドサッ………



ヤツはあたしをベッドに押し倒し上にまたがった。



「なに……して…?」
「俺がただで手当てすると思う?」



そう言ってあたしのブレザーに手をかける。



いやだ…怖い…助けてッ…
自然に涙があふれていた。



「何泣いてんだよ!!??」
「初めては…好きな人とするのッ!!!」
「は、初めてなのか!!??」



そ~だよ!!
初めてで悪いかっ!!!



「な…泣くなよ」
「キスだって………うっ…」
「まさかファーストキスは?」


「あんだがさっきした~~!!」「え゛っ!!てか、ごめん」



オロオロしているヤツ。
ファーストキスも奪われるし…襲われそうになるし。



こんなヤツ大っきらい!!!



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